こんにちは、くまです。米国政府が2025年6月、予想外の270億ドルの財政黒字を記録しました。これは2017年以来初めての月次黒字であり、エコノミストたちが予想していた「415億ドルの赤字」とは大きく異なる結果です。
この黒字の最大の要因は、関税収入の急増です。6月の関税収入は過去最高の約270億ドルに達し、5月の230億ドルから大幅に増加。前年同月比では実に301%増という驚異的な伸びを見せました。
背景には、トランプ大統領が4月に導入した「全面的な10%の輸入関税」や、個別国への互恵的関税措置があります。これにより、会計年度(2024年10月~2025年9月)累計の関税収入は1,130億ドルを突破し、初めて年間1,000億ドルを超えました。
6月の米国政府の歳入は前年同月比で約13%増の5,260億ドル、歳出は7%減の4,990億ドルとなっています。
ただし、年間の累積赤字は依然として1兆3,370億ドルに上っており、医療・社会保障・防衛・国債利息などの支出増も課題です。
今後も関税収入は増加傾向と見られ、米財務長官は「年末までに関税収入が3,000億ドルを超える可能性がある」とコメントしています。
まとめ
- 2025年6月、米国は270億ドルの黒字
- 主因は関税収入の急増(過去最高の270億ドル)
- 会計年度累計で関税収入1,130億ドル突破
- 歳入は前年同月比13%増、歳出は7%減
- ただし年間赤字は依然1兆ドル超
- 今後も関税収入拡大が見込まれる
関税政策が米国財政に大きなインパクトを与えていますが、支出の見直しや収入源の多様化も引き続き重要なテーマとなりそうです。

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