こんにちは、くまです。
今日は「ブロードコム(Broadcom、ティッカー:AVGO)」を取り上げます。AI関連の決算が軒並み注目される中、ブロードコムの最新決算がかなり強い内容だったので、整理してみます。
1. ブロードコムってどんな会社?
ブロードコムは半導体とインフラソフトウェアの2本柱で事業を展開している会社です。半導体部門では、AIデータセンター向けのイーサネットスイッチやルーティング製品に加えて、Google・OpenAI・Anthropicなど大手AI企業向けにカスタムAIチップ(ASIC)を設計・供給しているのが大きな特徴です。自社ブランドのGPUを作るのではなく、各社の要望に合わせた「オーダーメイドのAIチップ」を作る立ち位置にいます。
2. 最新決算をチェック
2026年9月2日に発表された2026年度第3四半期の決算は、売上高296億ドル(前年同期比86%増)、営業利益は前年比92%増と、かなりの伸びを記録しました。非GAAPベースのEPS(1株当たり利益)は3.32ドルで、前年比96.4%増、市場予想も3.11%上回っています。
特に目を引くのがAI向け半導体事業で、売上は167億ドル(前年比221%増)。これは全社売上の56%を占める規模になっていて、もはや「AI企業」と言ってもいいくらいの構成比です。会社は2026年度通期のAI関連売上見通しを580億ドル(前年比186%増)に上方修正し、さらに2027年度は1,150億ドル、2028年度は2,300億ドルまで拡大する見通しを示しています。
第4四半期(2026年度)についても、売上高は約348億ドル(前年比93%増)、うちAI半導体売上は約217億ドル(前年比236%増)という強気なガイダンスを出しています。
3. 株価の動き
2026年9月4日時点の株価は357.06ドル。決算自体は市場予想を上回る内容でしたが、AI関連株全体への期待値がかなり高まっている中での発表だったこともあり、決算後の反応は市場によって強弱まちまちという声もあります。急拡大が続いている分、今の株価にはかなりの将来の成長が織り込まれている点は意識しておきたいところです。
4. 気になるリスク
- 顧客集中リスク: AI半導体の主要顧客はGoogle、OpenAI、Anthropicなど数社に集中しています(会社発表では「6社のXPU顧客」)。特定顧客の設備投資が減速すると影響が大きく出る可能性があります。
- バリュエーションの高さ: ここまで高い成長率を織り込んだ株価なので、ガイダンスが少しでも下振れすると株価の反応が大きくなりやすい局面です。
- サプライチェーン・利益率: 高性能・高メモリ搭載チップへのシフトが進む中、供給制約や利益率への圧迫も指摘されています。
まとめ
ブロードコムは「AIインフラの裏方」として、Google・OpenAIといった大手AI企業のカスタムチップ需要を着実に取り込み、決算・ガイダンスともに非常に強い内容を出し続けています。一方で、成長期待がかなり株価に織り込まれている分、今後は「期待通りに成長が続くか」がより厳しく問われるフェーズに入ってきているようにも感じます。
くまはブロードコムの名前は知っていたけども他の半導体チップメーカーと何が違うのかよく知らなかったために少し勉強してまとめてみました。企業分析の参考になれば幸いです。(投資は自己判断でお願いします。)


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