【続報】半導体株、FRB利上げ後にまさかのV字回復

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こんにちは、くまです。

前回の記事で、AI安全性論争をきっかけに半導体株が急落した話を書きましたが、早くも状況が動きました。今度は逆方向、まさかの急反発です。

1. FRBが利上げを決定(2023年7月以来)

9月16日、FRBは政策金利を0.25%引き上げ、3.75〜4%のレンジにしました。2023年7月以来の利上げで、決定は全会一致。しかも18人の政策委員のうち16人が、年内にもう一段の利上げがあると予想する、かなりタカ派な内容でした。

発表直後の値動きは荒く、S&P500は一時7,500近辺まで下げたあと、最終的には前日比+0.4%の7,551.81で終了。ダウ平均は800ドル超下げる場面がありながら、51,461.90で取引を終えています。面白いことに、利上げが決まったにもかかわらず10年債利回りはむしろ4.96%へ低下しました。

2. 翌日、半導体株が軒並み急反発

そして翌9月17日、長期金利がさらに4.949%まで低下(5%割れ)、新規失業保険申請件数が19.6万件と労働市場の底堅さが確認されたこと、原油価格もサウジアラビアの増産観測で下落したことが重なり、株式市場全体が大きく買われました。中でも半導体株の戻りが目立ちました。

半導体株の急落から急反発への推移チャート
出所: 各種報道をもとに作成(単位:%)

Intelは前日までの下落から一転して+7.67%、AMDは+6.36%、Nvidiaは+2.54%とそろって上昇。ほかにもMicronが+5.5%、Broadcomが+2.29%と、先週前半に売られていた銘柄ほど戻りが大きい傾向が見られました。

3. なぜ「利上げ」で株が上がったのか

普通に考えると、利上げは株価にとってマイナス材料のはずです。それでも上昇した理由としては、次のような見方ができそうです。

  • 利上げ自体は事前にほぼ織り込まれていて、「タカ派だったが、恐れていたほど酷くはなかった」という安心感が広がった
  • 長期金利と原油価格が同時に下がったことで、株価評価(バリュエーション)への逆風がむしろ和らいだ
  • 労働市場の底堅さを示すデータが出て、景気そのものへの不安が後退した

まとめ

数日の間に「AI安全性論争→急落」「利上げ後→急反発」と、値動きの振れ幅がかなり大きい展開が続いています。年内にもう一段の利上げが予告されている点、AI安全性を巡る論争もまだ燻ったままである点を踏まえると、しばらくは同じように荒い値動きが続きそうです。

 

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