【米国株】ゴールドマン・サックス好決算、バンク・オブ・アメリカは規制ペナルティで急落——明暗分かれた2026年Q3決算

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こんにちは、くまです。

今週は米大手金融機関の決算ラッシュでしたが、中でも対照的だったのがゴールドマン・サックス(GS)とバンク・オブ・アメリカ(BAC)です。同じ銀行決算でも、片や好決算で株価上昇、片や規制ペナルティで株価急落と、明暗がくっきり分かれました。今回はこの2社を比較しながら見ていきます。

1. 2社ってどんな会社?

ゴールドマン・サックスは、investment banking(M&Aや資金調達の助言)とトレーディング(株式・債券の売買仲介)を主力とする、いわゆる「投資銀行」の代表格です。富裕層向けのウェルスマネジメント事業も拡大しています。

一方のバンク・オブ・アメリカは、預金・融資を中心とする伝統的な商業銀行で、個人向けリテール業務の規模が非常に大きいのが特徴です。ゴールドマンが市場の値動きに業績が左右されやすいのに対し、バンク・オブ・アメリカは金利動向や消費者の借入・返済動向の影響を受けやすい、という違いがあります。

2. 決算の中身を比較

まずゴールドマン・サックスです。2026年第3四半期のEPSは17.01ドルで、市場予想の13.09ドルを約30%上回りました。これで6四半期連続の予想超えです。売上高も186.8億ドルと、予想168.6億ドルを10.8%上回り、過去2番目の高水準となりました。中身を見ると、株式トレーディング(エクイティ)部門の収益が前年比72%増の64.4億ドル、投資銀行手数料は32.2億ドルで前年比21%増、アドバイザリー収益は16.5億ドルと四半期として過去最高を記録しています。

対してバンク・オブ・アメリカは、調整後EPSが1.08ドルと市場予想の1.10ドルにわずかに届かず、売上高も300億ドルと予想305.8億ドルを下回りました。さらに、資金洗浄(マネーロンダリング)対策の不備を巡る規制当局との和解で、12億ドルの一時費用が発生したことが響き、規制費用を含めたGAAPベースの1株利益は0.91ドルまで落ち込み、純利益は前年比17%減の69.3億ドルとなりました。和解の内訳は、財務省傘下のFinCENによる12億ドルの制裁金、OCC(通貨監督庁)による同庁史上最大となる7.5億ドルの制裁金、OFAC(外国資産管理局)による475件の制裁違反に対する1,160万ドルの和解金で、50億ドル超の疑わしい取引が適切に報告されていなかったことが問題視されました。なお、純金利収入は前年比8%増の166億ドル、預金残高は2兆ドルに達し、融資残高も10四半期連続で増加するなど、本業の数字自体は底堅く推移しています。

ゴールドマン・サックスとバンク・オブ・アメリカの2026年Q3決算、市場予想との差
出所: 各社決算発表・報道をもとに作成(EPS・売上高とも市場予想比、単位:%)

グラフにすると違いは一目瞭然です。ゴールドマンはEPS・売上高とも大幅に市場予想を上回った一方、バンク・オブ・アメリカはどちらもわずかにマイナス。特にバンク・オブ・アメリカの場合、規制費用という一時要因が数字を押し下げている点には注意が必要です。

3. 株価の動き

ゴールドマン・サックスの株価は、決算発表後の10月13日時点で907ドル前後(前日比+1.46%)と上昇して推移しました。直近1カ月では一時13.5%程度下落する場面もあっただけに、好決算は株価の支えになった形です。アナリストの12カ月目標株価の平均は1,069.1ドルで、現在値から約18%の上昇余地があるとされています。

一方のバンク・オブ・アメリカは、決算発表当日の寄り付き前(プレマーケット)で一時8.57%下落し、49.34ドルまで売られました。前日(10月13日)の終値は53.96ドルだったので、規制ペナルティのニュースと決算内容を合わせて嫌気された形です。52週レンジは46.12〜65.22ドルで、現在は下寄りの水準にあります。それでもアナリストの目標株価は平均65.10ドルで、8割が「買い」評価としている点は留意しておきたいところです。

4. 気になるリスク

  • ゴールドマン・サックス: トレーディング収益への依存度が高く、相場が荒れた四半期は反動で収益が大きく落ち込みやすい点。好調が続く市場環境がいつまで続くかは不透明です。
  • バンク・オブ・アメリカ: 今回の規制ペナルティで内部管理体制への懸念が改めて意識されました。一時費用で済むのか、今後も追加の規制対応コストが発生するのかは引き続き注視が必要です。
  • 共通リスク: 金利動向次第で、投資銀行業務・消費者向け融資のいずれも業績インパクトを受けやすい点は変わりません。

まとめ

同じ大手金融機関の決算でも、ゴールドマン・サックスは市場トレーディング収益の拡大を追い風に好決算、バンク・オブ・アメリカは本業自体は堅調ながら規制ペナルティという一時要因で数字が見劣りする結果となりました。「銀行株」とひとくくりにせず、収益構造の違いやペナルティのような一時要因かどうかを見極めることが大事だと、今回の決算は改めて教えてくれます。数字は必ずご自身でも一次情報(各社IR資料)を確認してください。

くまの投資しているsofiにも影響が出てきそうな話題で少し不安です。実際送配の株価が下がってきております。嫌だなぁ。

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