こんにちは、くまです。
先日「半導体株が8営業日連続安、SOX週間11%超安」という記事を書いたばかりですが、早くも続報です。10月19日(月)、半導体株は一転して大きく反発しました。何がきっかけだったのか、整理しておきます。
1. 数字でおさらい:8日連続安から一転して反発
フィラデルフィア半導体株指数(SOX)は10月19日に2.9%上昇し、8営業日連続安(2008年以来18年ぶりの長さ)にひとまず歯止めがかかりました。SOXは10月7日から16日までの8営業日で15.7%下落していたので、この日の上昇はその反動も含んだ「押し目買い」の色合いが強いと見られます。ナスダック総合も1.4%上昇し、ナスダック100指数は時価総額ベースで約5,000億ドル近くを一日で回復したと報じられています。
2. 反発を支えた材料
- 国債利回りの低下: 長期金利が下がったことで、割高感が意識されやすいグロース株(AI・半導体株はその代表格)への買い戻しが入りやすくなりました。
- 原油価格の落ち着き: 先週投資家心理を冷やしていた原油高が一服し、インフレ・金利への警戒がやや和らぎました。
- インテルの格上げ: JPモルガンがインテルの格付けを「アンダーウェイト」から「ニュートラル」に引き上げました。エージェント型AI需要や半導体の供給不足を理由に、今後の業績予想が上方修正される可能性を指摘しています。インテル株は先週14%超下落していましたが、この日は4.2%の上昇となりました。
3. 個別銘柄の動き
反発幅は銘柄によってばらつきがありました。マーベル・テクノロジーが4.7%高、インテルとマイクロンがそろって4.2%高、AMDとブロードコムが3.5%高となった一方、NVIDIAの上昇は1.9%にとどまりました。先週の下落局面で売られすぎていた銘柄ほど反発が大きかった、という「リバウンドの強弱」が見て取れます。また、AI投資の採算性懸念の震源地とも言われていたCoreWeave株も、この日は上昇する形になりました。
4. この反発は本物か?注目ポイント
1日の反発だけで「下落トレンドが終わった」と判断するのは早計です。今週はメタ・テスラ・ネットフリックスをはじめとする決算本格化ウィークでもあり、特にメタの決算内容次第では、AI投資への懸念が再燃するリスクも残っています。また、「AI・半導体株売り・消費株買い」という資金の循環物色が市場で進んでいるという指摘もあり、半導体株への資金回帰が持続するかどうかは、もうしばらく値動きを見極める必要がありそうです。
まとめ
半導体株は8営業日連続安から一転して反発しましたが、金利低下・原油安・インテル格上げといった複数の好材料が重なった結果であり、下落トレンドの終了を意味するとは限りではなさそうです。今週の決算発表、とりわけメタの内容が、この反発が続くかどうかの次の試金石になりそうです。数字は必ずご自身でも一次情報を確認してください。
今後も不安定な相場が続きそうですが、一緒にこのブログを見ながら動向を中止しましょう。


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